こんにちは!
色とことばでつながる
《あわいの時間》 案内人
としこです。
長女が学校に行かなくなったのは2021年7月、小学1年生の時でした。
混乱の日々を過ごしていた頃、元学校の先生ご夫婦が開催する「子育て相談会」に参加してみることにしました。
娘が学校に行きたがらず、どうして良いかわからなくなってることを、涙ながらに話したと記憶しています。
その時お2人がわたしに伝えてくれたことばは、今でも宝物のようにわたしの中にあります。
そのひとつは
「学校っていう枠の中に、はまりきれない子がいるんですよね。その子はそれでいいんですよ」
ということでした。
その時のわたしには、学校という「枠」から外れた未来が想像できませんでした。
ですので、きっとよくわからない顔をして聞いていたと思います。
その後色彩心理に興味をもち、学びながら自分と向き合うことになるのですが、そこで気づいたことがあります。
その教室ではぬり絵を使って表現することを何度も何度も繰り返しました。
はじめの頃は下絵のとおりにぬっていました。
ですが日が経つにつれ、気づくと下絵とは違うものを表現していることが多くなりました。
人型のぬり絵は大きな樹になったり花になったり、1本の木が描かれたぬり絵は炎になったりハートになったりしました。
枠がある下絵がイヤで、それをとりはらうように紙からはみ出るほどぬったこともあります。
それは「枠」にはまり正しい方を選び、こうあらねばとさらに自分で枠をつくる生き方はもうしたくない!という、こころの叫びでした。
小さなぬり絵の中には、わたしの自由がありました。
決まった色でなく、決まったかたちでなく、思うままに表現することで、「枠」から出たかったのは本当はわたしなのだ!と気がつきました。
そしてその「枠」は自分で作っていたということも。
そんなふうに、表現したものから自分を見つめていくことで、生き方が少しづつラクになってきたように思います。
色や絵に表現してみると、気づかなかった自分のこころにであえることがあります。
ぜひためしてみてくださいね!
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
こころやさしいあなたが、日常のあわいをぞんぶんにあじわえますように!